【仙台 事業承継コーチングブログ】動かないから不安になるということ…
「自分がこのまま継いでいいのか、わからないんです」
「何をどう動けばいいか…止まったまま時間だけが過ぎていく感じです」
事業承継コーチングの現場でよく耳にする言葉です。
特に、「継ぐ側」として立場を与えられた方ほど、
誰にも言えない不安やプレッシャーをひとりで抱えていらっしゃいます。
「何をしたらいいかわからない」
「とりあえず今は現場の流れに合わせて…」
「親の顔色を見ながら動いてるうちに、月日が経ってしまった」
気づけば、心も身体も待機モードのまま。
だけど、何も動いていないように感じる日々は、
静かにあなたの自信を削っていきます。
まず最初に、お伝えしたいのは…
「止まっていることに、罪悪感を抱かないで大丈夫」ということ。
経営に関するスキルや知識だけでなく、
家族との関係、会社の歴史、地域とのつながり……
継承というのは、複雑な要素が絡み合うものです。
だからこそ、あなたが簡単に動けないのは当然なんです。
でも、動いていない状態が続くと、
“何かをしていないと不安”
“動かない自分が悪いんじゃないか”
そんなふうに、自分責めのループに入ってしまいがち。
それが一番、心をすり減らしてしまうんですよね。
コーチングセッションの中で、よくこんな声をいただきます。
「何から手をつけたらいいのか分からないんです」
「今のままでいいのかどうかも、わからなくて…」そんな時、私はこうお伝えしています。
「良い・悪い」「できる・できない」といった答えを出すことが、
必ずしも“最初の一歩”じゃなくても大丈夫!
それよりもまずは、“自分の気持ちをちゃんと知る”ことが何より大切な時もあります。
たとえば──
「本当は何を感じているのか」
「何が不安で、何をまだ手放せずにいるのか」
「どこまでが“親の考え”で、どこからが“自分の声”なのか」
こういったことを、コーチとの対話の中で少しずつ紐解いていく。
それだけでも、心の重たさがふっと軽くなる瞬間があると、
多くのクライアントさんの変化を見ていて実感しています。
実は私自身も、長いあいだこんな思いを抱えていました。
「自分のまわりには不安しかなくて、動くことなんてできない」
「私が動くことで、周囲に迷惑をかけてしまうかもしれない…」
スタッフや周囲の期待や、無言のプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、
「私なんかにできるのかな」
「家族を傷つけたくない、でも自分の人生も諦めたくない」
──そんな想いを心に抱え、自分の気持ちを見ないふりをして過ごしていた時期もありました。
そんな私の転機は、15年ほど前。
仙台市の女性育成トレーニングでコーチングに出会い、
初めて「悩みや不安は、一人で抱えなくてもいいんだ」と知ったんです。
そこからコーチングを学びを深め、コーチとの対話を重ねる中で、
少しずつ「私はどう在りたいのか」が、心の中に輪郭を持ちはじめました。
あのときの私に必要だったのは、
「行動計画」や「正解」、ましてや「決算書の読み方」なんかではありません。
「心を整理するための、安心できる場所」
それが、何よりも欲しかったんだと、心から感じています。
「動けない」
「決められない」
「自信がない」
そのすべての裏側に、あなたなりの理由があります。
だからこそ、すぐに動こうとしなくて大丈夫。
まずは、その想いを誰かに話してみることから。
そしてその役目を、“事業承継コーチ”という立場で、私が担えたらと願っています。
経営を継ぐ、家業を守る…
その裏側には、きっと語り尽くせないほどの葛藤があると思います。
私はコーチングに出会う前、
「誰にも相談できない」
「動けない自分がイヤになる」
そんな時間を長く過ごしてきました。
でも、ひとつだけ言えるのは、
動けない時間も、あなたにとって必要な時間だということ。
だからこそ、その止まっていた気持ちを
ちゃんと受けとめて、やさしくほぐす時間を持ってほしいと思っています。
それが、次に動ける自分につながるから。
そんな安心と変化を、あなたにも感じてほしいと心から願っております。



